たった3つ!! 知ってましたか? 子供のやる気の心理学理論での根本的理由・・・
よく耳にする
うちの子供はやる気がなくて・・・
実はこの【やる気】には、心理学理論にもとづいているんですよね・・・
その理論には、
自己決定理論
というものがあります。
子供のやる気の根底・根本には、
・関係性・・・人とのつながり
・有能感・・・自分が何かできるという感覚
・自立性・・・自分が決断したことを自分の意志に沿ってやっているという感覚
があります。
この3つを
「心・ココロの三大欲求」と言われ、この欲求が満たされると、心が満たされる・・・ということとなります。
父兄の方においても、会社や仲間・サークルや複数人の人間関係において、上記のことが満たされることを求めることはないでしょうかね・・・??
その満たされることを感じたときに、脳のメカニズムでドーパミンが分泌されて、それが「快楽物質」と呼ばれ、子供ならずとも親である私たちも三大欲求である
・つながり
・できる感
・自分から感
が得られることとなります。
そして、このことが子供にとっての【やる気】を引き出す環境づくりにとっても大切かつ重要であるんですよね、実は・・・
そして、そのやる気には、自己決定理論のメイン要素である大きな2つ、
・内発的やる気
・外発的やる気
の2つに分けられます。
内発的やる気とは文字通りの、何かをやること自体に動機づけられている状態のことですね。
自分自身で集中して無我夢中になって何かをしている時、他の誰から関与されることが無い状況のことですね。
一方、外発的やる気は、何かをすることで報酬や罰などによる動機づけのことです。
良くある、これやったらお菓子を買ってあげる・・・とか、これしなかったら●●は無しね・・・とか・・・
そして、子供のやる気において、親や指導者が一番やってはならないこと、やらない方が良いことは、外発的やる気は内発的やる気を壊してしまう・・・ということです。
子供が何かのご褒美を得るためにやっていることや、親の目ばっかり気にしてバスケをプレイしている子、何かプレイをしてミスをしたりするとすぐにコーチの顔色を見ている子など、これは外発的やる気が強すぎて、内発的やる気が極端に少ない例ですよね・・・
今年の甲子園の高校野球で優勝した慶応高校の野球部は、自分たちで考えてする・・・というキーワードの元、内発的やる気を一番に掲げてコーチが指導をするというよりも、適切なアドバイスをして見守ってあげていた・・・というコーチング理論に基づく取り組みをしたんですよね・・・
外発的やる気は自己肯定感は短期的には高い効果を示すものの、長期的に依存していると、子供・選手の心・ココロにも体・カラダにも悪影響が必ずできます・・・
だから、よくあるミニバスなどのボランティアコーチは、心理学を科学的に学んでいない、いわば指導者のド素人ですので、外発的やる気「叱咤・罵声・威圧」などにて子供に外発的やる気のみをさせてしまい、子供はナント残念に小学校でバーンアウト「燃え尽き症候群」となったり、内発的やる気を損ない、中学校にいったら自分のやりたいスポーツは何もない・・・やりたいことは何もない・・・というお粗末な結末になっているんですよね・・・
そして、よくあるミニバスチームの父兄も、親が出すぎて観戦・応援でベンチの対岸からコーチ以上に子供にあれこれと指示を出し、子供へ叫び続ける言葉を浴びせ続け、主役である子供がコートでプレイする自分自身のことよりもオヤ・親に対して、親の為にしているかのごとくの外発的やる気を受け付けてしまっているんですよね・・・
でも、知らずは親である当の本人だけ・・・という始末で(笑)
といったことを科学的に、心理学的理論で理解をした上でコーチングをしているコーチ・指導者のもとへ、賢い(かしこい)親なら大切な我が子をどの道へ歩ませて下さいね。
当クラブ・PBAは、バスケットボールを科学する・・・
戦略・戦術のみならず、心理・メンタルやボデイケアを含め、科学的根拠に基づき、あなたの大切なお子様の成長を最大限、指導・コーチング・サポートして参ります。
そして、上記の続きがまだあります・・・・
次回は、
心理学における正しい子供の褒め方
結果と経過の捉え方
親の決めつけ
絶対にタブーな声掛け・・・
などなど、お話しできたらと思います。
楽しみにしていて下さいね(^^)
スポーツ・バスケットボールを
単にさせる場、する場・・・
ではなく、
未来ある大切な子供を育む場・・・としてのスポーツ・バスケットボールを当クラブ・PBAは提供して参りたいと思います。