抽象的な言葉の指導に子供達は・・・
抽象的な言葉の指導に子供達は・・・
最近、中学生や小学生のバスケットボールの試合をよく観る機会があります。
その際に、多くの指導者(コーチ)より発する言葉に
【抽象的な言葉の指導】
があります・・・
これって何か。
子供がプレイでミスをした際、上手くいかなかった際に、
「踏ん張ってシュートしろ」
「頑張ってデイフェンスしろ」
「パスをもらう時に動いてもらえ」
等々・・・
子供はその言葉で出来たら、練習なんていらないですよね・・・
「踏ん張ってシュートしろ」とは具体的に、「どのように足を使い、どのようなカラダの向きで、どのようなタイミングで相手とコンタクトをして、どのような手の使い方でシュートを打つのか・・・」をしっかりと指導しなければなりませんね・・・
「頑張ってデイフェンスしろ」・・・
頑張って何でも出来たら、そんなことはないですよね・・・
何をどう頑張るのか・・・
実は指導者の一番子供に声掛けするタブーな言葉は、この「頑張る」という言葉なんですよね(スポーツメンタルとも兼ねあいますが)。
指導者(父兄)は励ましの言葉で申しているつもりなのですが、当の子供は抽象的すぎて何を頑張ればよいのか分からなく、逆に不安になるそうです・・・
こんな抽象的な言葉を多く使っている指導者が実に多く、またこのような指導者の多くは、自身がしっかりと指導しているということを周囲へ正当化したくて、この言葉の節々に「俺が教えたとおりにしろよ・・・」とは「俺はそんな指導していないぞ・・・」なんて怒鳴り声を多く挙げます。
感情的に怒鳴ることは、自身の指導スキル、いわば具体的に教えていない、伝え切れていない自身への表れであり、見ていて哀れで悲しくなってきますね・・・
子供は鏡の様に、教えた分・伝えきった分を実にストレートにコートのプレイで表現します。
あなたのチームの指導者(コーチ)は大丈夫ですかね・・・??
当クラブはこのような観点も指導者にてしっかりと「教える」「伝える」「考えさせる」ことを念頭に置き、単なるミニバスケットボールチームではなく、お子様の成長をサポートするクラブとして活動しております。
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