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2016年02月13日 [バスケットボール]

試合に勝つことの意味・負けることの大切さ・・・

試合に勝つことの意味・負けることの大切さ・・・

先日、とある大会に参加させて頂きました。
選手(子供達)は試合時は、コート・ボールに集中し、チームメイトと協力をして、チームの勝利を目指してひたむきに取り組んでました!!
その光景は素晴らしいものであり、スポーツを経験した方なら、何にも代えがたい、いわばプライスレスの経験値となりますね。

そんな中でつくづく思うことがあります。

父兄のあなたは、下記のことをどこまで真剣に考え、捉えているでしょうかね・・・

【試合に勝つことの意味・・・】
【試合に負けることの大切さ・・・】
試合をするともちろん、勝つチームもあれば、負けるチームもある、これが勝負の醍醐味でもあります。
父兄の方もコーチも選手も、もちろん勝ちたいに決まっております。
しかし、勝つということを捉えても、色々な考え方・捉え方があります。

単に試合に勝つということで、満足感を得る父兄・コーチ・選手が多いのが、残念ながら多くのミニバスチームの現状です。
だから、やたらに練習試合だの大会だのと多くの出場をして、勝つことの自己満足を得ることや選手へ試合慣れをさせるチームが多いこと、多いこと・・・(^^)

このようなチームで育んだ選手は、残念ながら中学・高校へ進学し、成長をする選手はごくまれです・・・
それは、結果論でしかコーチ・父兄が選手を評価しないという残念な育成思考にて、それを数年経験しておると選手もそれがスタンダード(基本的)思考に陥ってしまいます。

小学生スポーツにおいて、試合は日頃の練習の定点確認の場で十分なのです。
やたらむやみに試合をするということは、「試合をすることが目標」「試合に勝つことが目標」となってしまいます。

将来のバスケプロ選手・・・バスケットボールで生計を立てられるお子様は全国でほんの一握りです。
試合にかつことでマネーが生じることを目的としたならばそれで良しとなりますが、将来は何がしかの職業に従事する選手(お子様)において、日頃の成果を発揮するステージにおいてのプロセスをしっかりと組み立ててあげ、目標設定をサポートし、小さな目標を達成させる、そして試合後は直ぐに振り返らせ(内省)、新たな目標・課題設定へのクリアをサポートする、これをしっかりとくり返すサポートをコーチを始め、父兄がいかに出きるかが、いわばスポーツにおける父兄の教育スキルとなります。

単に試合を一喜一憂する父兄が多い昨今、これも選手(お子様)のスポーツに興味関心を示す一つの大事な教育ですが、当クラブの父兄の方々の試合観戦・応援の仕方においては、このような取り組みを大切にして頂きたいと常日頃より切に思っております。
そのためにも、バスケが分からなくても練習を見て頂き、選手(お子様)の取り組み・状況を観察し、試合でのパフォーマンスを選手(子供)個々にて確認すること、これがとても大切ですね・・・
なぜなら、小学生はカラダも心も発達状態(進行形)にて、体格・筋力・経験年数により差が生じており、それを画一的に上手い・下手で片付けるのは至って安易であり、選手(お子様)にても残念な評価の仕方となってしまいますので・・・

また、試合に出場出来ない選手においては、父兄にても試合に出させてあげたい、これは誰しもが思うことであります。
それをよくコーチ陣に「試合に出させろ・・・」といわんばかりの父兄もミニバスチームではよく耳にします。
これって、選手(子供)が大人になったら職場まで親が行って口出しをすることと全く持って同じですよね・・・
試合に出れないという事実を選手(子供)がしっかりと受け止めて、「なぜ出場出来ないのか」「どうすれば出場できるのか」「自分の個性をいかして、何がチームの役に立つのか(役割)」と、これを小学生の時よりしっかりと選手(子供)に考えさせること、これは選手(子供)の個性をいかす意味合いで、大切な取り組みとなります!!

試合という一つのステージをどのように選手(子供)の成長へつなげるか、コーチ・指導者もそのステージ(定点観測)において選手(子供)とどのように向き合うか、これが一番大切であることを・・・

当クラブは、単なる試合の勝ち負けを主としたミニバスチームの様な試合数を多くすることに捉われずに、数少ない試合における選手(子供)・父兄・コーチの成長へつながる取り組み(教育の場)として、しっかりと捉えて参りたいと思います。

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