【非認知能力】って知ってます・・・ 小学生の子供を持つ父兄の皆様必見!!
本日はちょっと面白いというか、いつもと違う角度・視点で参考になる記事を見つけました。
高給取りとか・・・は結果論であって、それよりも注目したい点は、
・認知能力
と
・非認知能力
という言葉・意味である。
よくある右脳と左脳の違いは少しながらでも認識している父兄の方も多くいると思います。
が、上記の「認知能力」「非認知能力」とは、いかなるものか・・・
なかなか数値化できない能力、これを非認知能力といい、単に幼少期の頃に学習塾・英会話塾などの知識レベルを上げる習い事ばかりしている子供は、この「非認知能力」を高める機会創出が無いといってもよい。
しかし、社会に出てから(実は高校や大学等)は、認知能力はいかようにも仕事の実務レベルで追いつくことが出来うることだが、この「非認知能力」は小学校の頃まで「俗にいうゴールデンエイジ」の頃にて、形成されてしまうようである・・・
リーダーシップを始め、自主性・主体性、マネジメント能力の「非認知能力」はスポーツをすることで自然とその事態に遭遇することで、幼少期の頃にて形成されうる現象・状況である。
それって、子どもが自らその状況に遭遇できるのか・・・?!
昔の野原や雑木林でガキ大将と位置付けられる遊びの中では、その「非認知能力」が遭遇し、見についたことが見受けられたであろう。
が、現在はそんな状況は皆無であり、ゲームばかりしている子どもが「非認知能力」を遭遇・体験することなどないのである。
その傾向として、「利己主義」「自分中心」「社会のモラルなんて関係ない」という子供から大人になりうる人の歩みが多くなっているのではないだろうか・・・
これって、大人が、社会がそのような環境をつくりあげたのである・・・
では、我が子へどのように「非認知能力」を身につかせるのか・・・
それは、その「非認知能力」という言葉の意味を知っている組織・クラブ(チーム)を選択すること(チームならどこでも良いのではない・指導者ならだれでも良いのではないことだけは注意すべきである)。
そして、その組織・指導者が意図的にプログラム等で「非認知能力」を形成・醸成するような取り組みをしているかで効果的に実践できる。
単に集まってダムダムバスケのドリブルをするだけ、シュートをするだけ、走らせるだけ・・・
そのようなチーム等は残念ながら・・・
当クラブは「非認知能力」の向上を図るとともに、並行して「認知能力」まさに勉強等についてもしっかりと遂行できる「やり過ぎスポーツ・バスケ環境の回避」を位置づけ、「認知能力」「非認知能力」の両車輪のバランスを図り、取り組んで参りたいと思います。
いかがでしたでしょうか、スポーツって奥深いものなんですよね・・・
大切なあなたのお子様へ、是非とも当クラブへ入会・無料一日体験へ、スタッフ一同、お待ちしております♪♪
【以下、参考文献】
なぜ「体育会系出身者」は高給取りなのか
■「まずは学力が優先だ」は本当か
わが子にリーダーシップを身に付けさせたいが、それは社会に出てからでも遅くない、まずは学力が優先だ、と考えている人は多いかもしれません。
リーダーシップのような能力は、IQや学力で数値化できる「認知能力」と区別して、「非認知能力」と呼ばれます。ノーベル経済学賞を受賞したシカゴ大のジェームズ・ヘックマンらの研究では、非認知能力を高めるような投資は、なるべく子どもの学齢が小さいうちに行うことが効果的であることを指摘しています。
また、自制心や勤勉性などの非認知能力が学力などの認知能力を改善することは示されていますが、その逆――認知能力が非認知能力を改善するというエビデンスはありません。その意味では、就学前に取り組むなら、スポーツなどリーダーシップを含む非認知能力を鍛えられる分野がよいかもしれません。
労働経済学や教育経済学の分野で非認知能力に注目が集まるのは学校を卒業した後の生産性や賃金に影響するという実証研究が出てきているからです。これには2つの経路があり、1つは非認知能力が認知能力を高めることを通じて、賃金や生産性に影響を及ぼすという経路。もう1つは非認知能力が直接、賃金や生産性に影響を与えるという経路です。
これまでの研究を見る限り、リーダーシップは後者の経路を通じて、賃金や生産性に影響するものと考えられます。
■運動系クラブ経験者の賃金が高まる理由
このようなことが明らかになっているアメリカでは、大学入試において、必ずといっていいほど課外活動の経験を聞かれます。志願者がそれらの活動の中でどのようにリーダーシップを発揮してきたかを知りたいからです。トップスクールほど、高校生までの間にリーダーシップをとった経験があるかどうかを重視しているというのはよく知られた話です。
では、リーダーシップはどうすれば鍛えられるのか。実は、リーダーシップの研究は、1950年代までは「偉人説」などといわれる特性論的なアプローチが主だったといわれます。要するに歴史的な偉人と呼ばれる人は、際立ったリーダーシップというものを生得的に持っていると考えられていたのです。
ところが最近はリーダーシップとは、個人の生得的な能力ではなく、リーダーとして取るべき「行動」を身に付けられているかどうかに焦点が当たってきていて、すでにかなり発展的な研究が行われてきています。こうした流れを踏まえ、教育経済学では、就学期における経験が、リーダーシップを育成するのかという観点での研究が行われており、リクルートワークス研究所の戸田淳仁氏らの研究では、中学・高校時代に運動系クラブ、生徒会に所属したことのある人の賃金が高まる効果がみられたことが示されました。
日本では、リーダーシップというのは、企業の中で、相当上の職位についたり、幹部になったりしなければ必要とされないという考え方が支配的かもしれませんが、それは必ずしも、それから身に付けても遅くない、ということを意味しません。就学期にリーダーシップを鍛えるような機会を得られれば、就職した後の長い人生において大きな財産となるのではないでしょうか。
スポーツなどで「非認知能力」を鍛えよう
プレジデントオンライン
中室牧子(なかむろ・まきこ)著より参考
子供を「上流ロード」に乗せるには、なにが有効なのか。「プレジデント」(2017年2月13日号)では、子育てをめぐる13のテーマより