学校部活、そもそもの目的は・・・??
最近、興味深い記事がありましたので紹介しますね。
number web 池田純より
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191020-00841124-number-spo
昨今、学校部活の在り方、もっといえば教員の働き方について、文部科学省ならびにスポーツ庁より多くの指針・見解等が出ております。
既に多くの学校では、休みの設定・時短などが導入されております。
が、今回の記事はそんな活動の内容ではございません・・・
スポーツ本来の在り方すら論じていると思います。
では、内容へ・・・
【記事】
そのスポーツで本当にプロや世界を目指すならば、プロの指導者がいて最高の環境が揃ったスポーツクラブでやった方がいい。そうじゃないなら何か自分の道を見つけることを優先し、空き時間にもっとゆるくスポーツに触れる環境があった方がいい。
今の時代を考えると、昭和の時代から進化を遂げていない部活動や、中高生をはじめとするスポーツ環境は中途半端に感じざるをえません。
部活動の指導者は専門家ではないし、施設や環境にもお金がかけられない。そもそも先生にとって部活は本業ではありません。
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確かに、学校部活で担当する教員がその競技において、学生時代に携わったことがあるという方がほとんどで、実際にトップアスリートやコーチングの専門教育(資格)を有しているという方は、実は皆無に等しいですね・・・
それを単に面倒を見てくれる、熱心に見てくれる・・・というだけで、実は高度な専門知識と指導スキルをもって指導にあたっているという指導者が実に少ない現実です・・・
でも、その競技を知らない子供達ならびに父兄は、面倒を見てくれる・長くの時間を指導してくれる・・・ということを捉え、きっと上達する、上手くなると勘違いをされております。
同じ時間(はたまた短時間で)をもっと内容の濃い、レベルの高い指導を受けたならば・・・
結果はおのずと分るでしょう!!
【記事】
本気でやるか、ゆるくやるかを選ぶべき。
そして、本気で取り組むかレクリエーションとしてスポーツと接するかを、子供が自分で早い段階から選べる知識や環境があったらいいと思います。
早い自己決定が、進路の決定に影響する。
早い時期から自己決定することで、その道が自分の進む道ではないと判断することも、辞めて次の目標を決めることもできるようになります。
トップレベルでやったからこそわかったこと。
でも私が目指していたのは思い出を作ることではなくて水泳で日本一になることでしたので、中学生時代の私には、指導者も施設も周囲のレベルも劣っている学校の部活で練習することにはどうしても価値を感じることができませんでした。ですので中体連や高体連の大会には出ていません。というか出ることができませんでした。
それで、「じゃあどこなら未来、社会にでたときにトップになれるか」と考える脳みそが育まれ、「社長になろう」と、水泳選手としての目標を断念した直後に、次の人生の目標を定めることができたのです。
やはり、なんでもやるならトップレベルでやるべきだと、水泳からの学びは大きかったと考えています。
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志が高い選手同士が集まり、専門性の高い指導を受け、トップレベルで競技をすることで、自身の立ち位置・取り組み方などの思考性が高まり(今後の社会生活でも活かされ)、高い目標設定へ向けて自発的に取り組んでいけることは確かですね!!
【記事】
日本の教育にはこの「自主性・自己主張・自己決定・自己責任」という考えが決定的に足りないと思います。
世界を見据え、日本の未来を憂うならば、自分が将来何になりたいのかを決めて、そのために時間とエネルギーをどう使うかをもっと早い時期から意識した方がいいというのが私の考えです。
スポーツに3年間打ち込むのなら、そしてその競技でプロになるつもりがないのなら、「では最終的にあなたは何になりたいんですか」という問いに答えられないといけません。
自分の進む道が決まっていた方が、同じスポーツをするにしても、身につく力や経験を最大化できますよね。なんとなく中途半端な気持ちで3年間過ごすのはあまりにももったいないと思います。
本気でやる人にとっても、生涯の趣味としてスポーツと付き合う人にとっても、もっと日本の社会に必要で大事なのは自主性、自己主張、自己決定、自己責任です。部活動も、時代に応じた変化を受け入れる必要があると思います。
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学校部活の在り方・価値にて、昭和〜平成〜令和へと歩み、一向に変わりないことに大きな懸念を生じております。
サッカー・テニス・スイミングを始め、バスケットボールも現在、クラブ化の時代へ進み、それが中学生のカテゴリーも学校部活のみ選択肢があるわけではなく、当クラブのPBAの様に、クラブとして活動することの選択肢をされる選手・父兄もたくさんいらっしゃいます。
当クラブ・PBAも更なる高い指導レベルとトップアスリートの育成へ向けて、今後も取り組んで参ります。
中学生男女の皆様(来年中学へ進学される小学6年生の方)、PBAのU15カテゴリーへ興味関心がございましたら、お気軽にお問い合わせくださいね。