[バスケットボール]
2024年01月25日
初心者も楽しみながら基礎を習得できる! キャッチ&リリースで「取る・投げる」をステップアップ形式で磨く練習法
初心者を指導するための基礎トレーニング」と題し、バスケットボール経験の乏しい子どもたちを、どのようなトレーニング、コーチングで向上させていくかにフォーカスをしている、PBAバスケットボール・スクール!!
出来た喜びを感じ、自ら進んで取り組めるパス&コントロール
指導経験豊富なPBA・Aコーチによるトレーニング。
最初は「パス&コントロール」をテーマに「2人1組、対面パス」を実施。
キーファクターは
「キャッチをしながら投げる動作に入るトレーニングをさせる」
「手のひらのどの部分を使ってキャッチをしたかを確認する」
「どの強さで手のひらにボールを受け止めながら、正確に投げる動作に入りパスをすることができるかを確認する」
の3つ。
PBA・Aコーチはボール・キャッチをする際に「手のひらを引きながら受け止める、電車の車輪のように回しながら・・・」と、あえて「取る」という言葉を使わず、子どもたちにわかりやすく説明。
また「そうそう、上手」「いいね」など逐一声をかけて、子どもたちの集中が途切れないようにしていく。
次に
「ボールを受け止めて取り、パスをした時に引いた足で前に一歩動いてみよう!!」
とデモンストレーション。
動作にフォーカスし、子どもたちびの動きを改善していった。
さらには「仲間に正確にパスをするために、どこにボールをパスしたらいい?」
と問いかけ、
「まっすぐパス(投げれる)ところにボールを取りながら向き、毎回そこに向いてパスをして、パスをした腕・手をそちらへ向くようにしよう」
とアドバイスを送っていた。
トレーニングの設定としては、最初は2m程度の距離から始め、徐々に距離を長くしていく。
PBA・Aコーチは子どもたちの様子を見ながら
「手のひらで引きながら受け取り、相手の方を向きながらどうなっていたら、まっすぐボールが行く?」
と問いかけ、
「軸足と投げる時に出す足を、受け取る相手の方向に向けること」
の重要性を伝えていった。
次に
「キャッチしたボールを一度止めず、ダイレクトで相手へパス交換を続けてする」
と設定を変更。
ここでも
「手のひらを引きながら受け止める、電車の車輪のように回しながら・・・」
を意識させ、
「ボールをキャッチするときに力を入れすぎない・・・」
「力を抜いて引きながらキャッチをして、肘と手首に力を入れながら押し出そう・・・」
と声をかけていく。
最後に、
「連続で10本続いたところで、更に遠くの後ろに下がる」
という動きを追加。
「上手にできる人いるかな・・・?」
「ボールがずれたら一歩前へに戻るよ・・・」
など、明るく声をかけ、楽しい雰囲気を作り出していく様子が印象的だった。
ボールをキープしながら、出しやすいように左右の片手にボールを移動して、コントロールして仲間に真っすぐパスを送る
2つ目のテーマは
「ボールのキープ位置とワンハンドパスを真っすぐに・・・を磨く」。「3人1組、三角形パス」のトレーニングを通じて、ボールのキープ位置とワンハンドパスでの相手へ正確にパス出しをするにアプローチしていく。
設定としては、コーンを三角形に配置し、コーンでできたスペースの間でボールを受け、次の人へパスを出す。パスを出した選手は、出した先へ移動する動きを繰り返す。
PBA・Aコーチは先のトレーニングと同様、
「手のひらを引きながら受け止める、電車の車輪のように回しながら・・・」
と話し、適切なパススピードを実演。
「ボールを投げやすいところにキープ位置をし、まっすぐ正確に仲間に渡そう」
と説明していった。
さらには、パスする相手の方に、受け取るときの足と投げる時の足を向けることにも言及。
そして「投げた時の足を進行方向に出すことを意識しよう」
と話し、
「成功か失敗か、自分で考えてみよう」
と声をかけていく。
このように、漫然とプレーすることなく、選手・子供一人一人へ考えるクセをつけさせていくことがポイントです。
次に、ボールを受けるときに、キャッチした瞬間にボールをコントロールし、キャッチしながら次の人へパスを出すというルールに変更。
トレーニングが経過するにつれ、子どもたちの動きがバスケットボール選手っぽくなっていく。
この成長の早さも、未就学児・小学校低学年の魅力のひとつだろう。
PBA・Aコーチは、指導の際に
「できないことを責めるのではなく、どうしたら上手くいく?」
と投げかけ、チャレンジしやすい、失敗しても怒られない安心感を保つことが大事と考えている。
ワンプレイ、ワンプレイ、ポイントを整理して伝え、選手・子供達一人一人にチャレンジする気持ちを与え、プレイが終わったら「なぜ・どうして」の考えるコトをしっかりと振り返る時間を大切にすること。
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