[バスケットボール]
2015年12月10日
考えるバスケットボールとは・・・
考えるバスケットボールとは・・・
先日、とある指導者と話をしていて、それってどうなの・・・?!という指導方針(方法)がありました。
「いつも真新しいことを教えるのではなく、同じ事を反復練習させる・・・」
様々な指導方針・方法・考えがあるので、正しい・間違いは正直なところ無いです!!
が、当クラブが考える指導方針は、反復練習は高校生以上(もしくは中学生)になってから、アスリート思考(トップの成績を目指す)の選手が実施する必要のあるトレーニング方法であり、小学生のバスケットボールを始め、各競技においても「反復」練習ばかりに多くの時間を費やすのではなく、「選手(子供達自身で)が考える時間」に多くの時間を費やすべきであると考える。
なぜなら、小学生の頭脳は柔軟かつ吸収力もあり、また幼少期に考えることを習慣づけられた子供は、その際の勉強しかり、社会活動しかりとあらゆる場面で応用がきくからである。
正直、各家庭でも考えることをさせない子供は直ぐにわかる。
なぜなら、自分の意思決定で物事を決めることが出来ない、発言が出来ない、行動が出来ないという姿を目にすることが多いからだ。
実際にその選手(子供)へ聞いてみると、子供に意思決定をさせているようで、実は父兄が意思決定をしているケースとなっている・・・
これが現実である・・・
また、県内のミニバスケットボールで強いチームは、いたってこの傾向が有り、プレイの強制力が強い指導者の元、強いチームとなり勝利はするものの、中学生へ進学したら活躍できる選手はいたって少ない・・・
これは全て、子供達に考えるプレイをさせず、単に単純な反復練習をするだけにて、練習場所・時間・体格があればミニバスチームが勝利することが出来る悲しい現象である・・・
では、どうすれば子供達自身が考えることを養うことができるのか・・・
これこそまさに、チーム・指導者に求められる資質である!!
また、家(父兄)から離れてチームへ入った際に、その父兄もチーム・指導者へ全幅の信頼関係を置き、暖かく見守ることである。
ここに、バスケ経験の親がコーチの指導内容をそっちのけにして、出しゃばって持論を申すことに子供は葛藤(迷い)が生じ、考えるどころか悩み・士気低下となる第一の要因であることに気付かない・・気付いていない・・
考える・考えさせる指導方法には、特効薬はなく、地道に・地道に、子供達と信頼関係を築き、お互いの考え・気持ちの整理の押し引きをしながらコートの上で駆け引き(良い意味での)をする、これがまさに指導ノウハウなのである。
そのような指導者にあたっている方は、実に幸運であり、また残念なことにそうでない方は、行動をしてそこへたどりつく必要性も実はある。
また、そのような指導者へ現時点であたっている方も、子供の進学(中学・高校)にて、真逆の指導者の元、活動をするケースもあり、いかに子供自身で考えることを身につけられるか、強い自分の意思で自己決定をし、行動へ移せるか、幼少期(特に小学生)より培うことが、実は小学生スポーツ(バスケットボール含め)には一番重要であることを忘れてはならない!!
勝利も大切である
しかし、勝利よりももっと大切なモノ、それを早く気付き、父兄・子供各々が習得すべきこと
これがスポーツの大切な要素なのである
なぜなら、アスリートを目指すことは悪くないが、バスケの日本代表者何万人といる中で、たった12名なのだから・・・
当クラブでは上記の内容をふまえ、日々の活動へ取り組んで参ります!!